※2024年の情報です。
羽田空港第三ターミナル駅から一駅の
天空橋にある羽田イノベーションシティに
羽田空港に行くついでに行ってみました。
おそらく空移動のビジネスマンに
アクセス良く立ち寄ってもらいたい
研究開発拠点という感じなのかなと
思います。
展示がされている場所や雑貨店やカフェ
飲食店に加え、飛行機が眺められる場所や
研究開発拠点もあります。
乗ることはできませんでしたが
敷地内では自動運転バスも
走っているようです。
展示をいくつか見学したのち
AI_SCAPEという完全自動の
ロボットレストランに入ってみました。
渋谷など様々な場所で注文取りや
提供をロボットがしてくれるお店は
見たことがありますが、
調理まで含めて全てをロボットで完結させている
お店は初めてでした。
まず席でQRコードを読み込み
注文をします。
ここまでは最近よくある居酒屋の
QRコードメニューと何ら変わりません。
注文を受け付けると
ロボットが調理を始めます。
料理はサラダなど最初から用意されているもの以外は
基本的にレトルトにしているようで
カレーやパスタなどがメニューにありました。
まずはレトルトのカレーを茹でます。
アームでカレーの袋を掴んでお湯に
入れます。
次にスープを電子レンジで温めます。
電子レンジの開け閉めなど含めて
全てロボットが行います。

調理が完了したらトレーに載せるのも
ロボットです。
人間がやるのは簡単な動作ですが、
中身がこぼれないように絶妙な力加減で
料理を置くというのはロボットで再現するのは
中々骨が折れるものだと思います。

最後は配膳ロボットが運んでくれました。

味はレトルトなので間違いありません!
ちなみに飲み物は取りに行くのは
セルフサービスでしたが、
飲み物を注ぐ部分はQRをかざすと自動で
やってくれました。
感想としては、この分野は人間がやる方が
簡単でクオリティも高い動きになるなということ。
エンターテイメント性はありますし、
技術として、これを実現しているのがすごい
というのはありますが、実際に全工程で
導入されるのはまだ先なのかなという気もしました。
もしかしたら、それぞれの技術がバラバラに
利用されるけども、ロボットレストラン自体は
普及はしていかないかもしれません。
例えば、最新のオーブンレンジなら
人間が火加減を調節するより上手に料理を
作ることもできると思います。
これは「火加減を調節する」という行為が
人間よりも温度が測れる機械の方が
品質を保ってできるということによると思います。
逆に物を運ぶ、置くといった行為は
人間に取っては行動の中身はイメージが簡単です。
ロボットの利点は運べるものの重さが
人間よりも重いこと。
また、人が移動できないような場所に
物を置くこともできます。
もしくは化学薬品など何か危険なものを
動かすことも人間よりリスクが低いでしょう。
重いものや危ない場所に物を運ぶのは
ぜひやってもらいたいけど、レトルトカレーを
茹でる行為は人間の方が得意(コスパがいい)
ということなんだなと実感します。
月並みですが、人とロボットそれぞれの利点を活かして
より快適に生活できるようにしていきたいものだなと
改めて感じました。